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旧富士山測候所の新たな3年間の借用が決定

NPO法人富士山測候所を活用する会による研究・教育利用の第2ステージへ

各位
2010年3月25日
NPO法人富士山測候所を活用する会

無人化されている富士山特別地域気象観測所(以下「旧富士山測候所」という)は、研究者らで構成するNPO法人富士山測候所を活用する会が、2007年7月から3年間、気象庁から借用し研究・教育に活用してきましたが、2010年7月以降の3年間も引き続き借り受けることが3月24日、正式に決定されました。


2007年7月からの3年契約が切れる今年の7月からの新たな貸付については3月1日に東京管区気象台から公募されましたが、NPO法人富士山測候所を活用する会が過去3年間の実績をもとに「山頂庁舎一部借受企画提案書」を提出、借受者として正式に決まったものです。

今回の契約からは、@夏季の利用期間は、従前の「8月31日まで」から「9月10日まで」に延伸されるほか、A貸付場所については、従前は庁舎の一部に限定されていましたが、周辺敷地を含めエリアが拡大され、研究観測の自由度が高まります。さらに、B冬季も利用可能なエリアも各庁舎に確保することにより、今後の通年観測へ向けての展望が開けてきます。これらの変更は、過去3年間の研究観測の実績を踏まえて改善されたものであり、これにより、大気化学をはじめとする各分野の研究観測などに大きなプラスをもたらすものと期待されています。

NPO富士山測候所を活用する会によるこれまでの3年間の利用実績では、大気化学、高所医学、宇宙線科学、永久凍土など、富士山頂でなければできない幅広い分野の研究観測に活用されてきましたが、利用を希望する研究者数は年々拡大増加傾向にあり、旧富士山測候所の利用価値に対する認識の高まりを示しているものと思われます。 新たな3年契約の初年度となる平成22(2010)年度は、NPO独自の公募で選定された研究グループを含む21グループが参加する予定となっています。




■本件に関するお問い合わせ先
事務局:   TEL:03-3265-8287 FAX:03-3265-8297
E-mail:npofuji3776@yahoo.co.jp



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