富士山測候所を活用する会

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Home>広報活動>ニュースリリース>2011/07/13

富士山学校科学講座・無料見学会2011の開催


各位
2011年7月13日
NPO法人富士山測候所を活用する会


富士山学校科学講座・無料見学会は、普段は見ることの出来ない「富士山測候所」の内部を見学できるほか、高度3776メートルの日本一高いところにある教室で、今年測候所で観測・研究をしている研究者から、専門的な内容をやさしくわかりやすくお話していただきます。
是非、この機会をお見逃しなく! お友達、ご家族お誘い合わせの上、ご参加ください。

日程 天候不順にたたられた昨年の反省を踏まえ、今年は安全管理上の理由から比較的天候の安定する8月に2回に限定して開催させていただきます。
日時 講座名 講師
18月20日(土)
9:30〜11:30
極地の暮らし
富士山頂のミステリー
なるほど高山病 急性高山病の原因
村上祐資(東京大)
杉山昌典(筑波大農林技術セ)
浅野勝己(筑波大名誉教授)
28月21日(日)
9:30〜11:30
極地の暮らし
黄砂は"海の花咲か爺さん"?!
富士山頂のミステリー
なるほど高山病 急性高山病の原因
村上祐資(東京大)
小林 拓(山梨大)
杉山昌典(筑波大農林技術セ)
浅野勝己(筑波大名誉教授)
[講座概要]
極地の暮らし/村上祐資(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)
日本でいちばん高い住まい、富士山測候所。富士山で暮らす研究者、エベレストで暮らす山岳民族、南極で暮らす南極観測隊員、宇宙で暮らす宇宙飛行士。こうした極地とよばれる過酷な地でも人間はちゃんと暮らしている。人間はどこまで生きていけるの?極地の暮らしと普通の暮らしの違いって?自身もさまざまな極地で暮らしてきた、村上祐資が案内する「極地の暮らし」講座。

黄砂は"海の花咲か爺さん"?!/小林 拓(山梨大学大学院准教授)
例年,春になると黄砂が中国大陸からやってきます。黄砂は砂漠から巻き上げられた砂塵が、風に乗って飛んできたものですが、実は太平洋のプランクトンたちにとってとても重要な働きをします。空に舞う黄砂と太平洋のプランクトンたち。この一見関係なさそうな両者のつながりについて、紐解いていきます。

富士山頂のミステリー/杉山昌典(筑波大学農林技術センター技術専門職員)
低山帯から亜高山帯の成熟した森林に生息するヤマネ。驚くことに、そのヤマネが以前から富士山測候所で度々目撃されています。樹木等が無い富士山頂でヤマネが目撃されるのは本当に不思議なこと。荷揚げ時に人為的にヤマネが山頂まで運ばれるのか?ヤマネが山頂まで登ってきたのか?山頂に生息しているのか?その謎を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

なるほど”高山病”急性高山病の原因と予防/浅野勝己(筑波大学名誉教授)
富士山頂(3776m)は、0.6気圧の低圧低酸素の環境であり、血液内酸素飽和度は平地の95%以上に対し70〜80%に低下し、この体内酸素量の減少が頭痛などの高山病をもたらすことになる。これに対し大きく深く吸気する複式呼吸を数回行うこと。さらに”合谷”(左右の拇指と示指の間の部位)を強く数分間刺激する。これらにより酸素飽和度が上昇し高山病の改善が期待される。

時間割 各回とも所要時間は約2時間を予定しています。
時間 内容 場所
9:30集合富士山測候所前
9:40-10:30見学富士山測候所内部
10:40-11:20富士山学校科学講座2号庁舎1階
11:30解散富士山測候所前
集合場所富士山測候所 1号庁舎1階入口
参加費無料
参加資格小学生以上
(*1)小・中学生の場合は父兄同伴を条件とさせていただきます。
(*2)団体の場合は、大学の研究室単位など「引率者が登下山に責任を持つ団体」とします。
定員各日とも25名 
*定員になり次第締め切らせていただきます。
申込方法各回とも開催日の3日前までに、返信用FAX用紙にて、受講を希望する日と名前、所属(学校)、住所、電話番号(当日連絡可能な携帯番号)、FAX番号をお知らせください。

申込み先事務局 FAX:03-3265-8297
注意事項 富士山頂という特殊な環境の中での学校講座・見学会ですので、次の点について予めご了解いただきますようお願いいたします。
(1)山頂に受講者がバラバラになって到着されますと安全管理上問題があるため、前夜には8合目以上の山小屋に泊まるようにお願いします。(*)申込用紙にも宿泊する山小屋名を記入していただきます。
(2)悪天候が予想される場合、または天候の急変により、見学会を直前または途中で中止する場合があります。
(3)見学中あるいは登山途中に体調に不調をきたした場合には、直ちに下山してください。
(4)見学会は現地集合現地解散です。主催者は、集合前、解散後における事故等には一切責任を負いません。
(5)測候所の内部は狭隘で、階段等危険な場所がありますので十分ご注意ください。
(6)測候所内部にある観測機器等には絶対に触れないでください。
(7)測候所内部のトイレは使用できません。山頂の浅間神社そばにある環境省バイオトイレををご利用ください。


本件に関するお問い合わせ先
事務局:
TEL:03-3265-8287 FAX:03-3265-8297
E-mail:npofuji3776@yahoo.co.jp

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