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SO2リアルタイムモニタリングデータの公開を開始しました
各位
2016年7月16日
認定NPO法人 富士山測候所を活用する会
認定NPO法人富士山測候所を活用する会は、このたび富士山頂でリアルタイムモニタリングしている二酸化硫黄(SO2)のデータを公開しました。SO2は火山噴火活動でも放出されるため、噴火事前検知にも貢献すると期待されます。
SO2ガスは、主に石炭燃焼が発生源で、汚染大気が運ばれてくると濃度が高くなります。また、SO2は火山噴火によっても放出されるため、噴煙が富士山頂に運ばれると濃度が高くなり、2013年、2014年には桜島噴火の約2日後に濃度が顕著に上がったことが報告されています。
首都大学東京の加藤俊吾・准教授は2007年から、オキシダントなどの微量気体のモニタリングを行っていますが、昨年から東京学芸大学鴨川研究室の協力を得て、システム構築を行い、SO2の10分ごとのリアルタイムデータを公開したものです。
夏の富士山頂では、SO2濃度が増加するほどの汚染大気の輸送イベントはあまりおこらないので、通常はほとんど濃度はゼロになりますが、遠方の火山噴火検知や富士山噴火の事前検知に貢献することが期待されています。
なお、本事業は MCF 2015年度ドコモ市民活動団体 環境分野助成「富士山頂から地球環境問題を学んでもらうプロジェクト」で実施しています。
■本件に関するお問い合わせ先
事務局:
TEL:03-3265-8287 FAX:03-3265-8297
E-mail:npofuji3776@yahoo.co.jp
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