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アーカイブ2009Archive2009
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2009/12/20 平成21年度・第2回理事会@丸の内ホテル
議題は1件(首長改選に伴う顧問委嘱の承認の件)で、満場一致で承認されました。
2009/12/08 フランス・Grenoble−CNRS大学のPaolo Laj博士からも応援のメッセージが届きました。Lajさんは今年の夏の観測にも参加しておられます。
Information on atmospheric composition, from the local to the global scale, is of strategic value. However, …続き
2009/12/03 台湾国立中央大学の林能暉教授からNPO法人「富士山測候を活用する会」への応援メッセージが届きました。
Mt.Fuji station has been an excellent example for Japan to demonstrate its obligation and contribution to the world, and this legacy should not be ignored. …続き
2009/12/01 平成22(2010)年度の富士山測候所における研究計画及び活用計画の公募開始
平成22(2010)年度の富士山測候所における研究計画及び活用計画を公募します。
なお、平成22(2010)年度の富士山測候所の借用については、借用エリア等を含めまして気象庁と調整中の段階であり、まだ詳細は確定しておりませんが、公募は先行して実施させていただいておりますので、条件の変更がありうることをご承知ください。詳細は
こちら
2009/11/26 第8回代表者会議が開催されました。
11月26日(木)18:40より東京事務所にて第8回代表者会議を開催しました。議題は山頂利用料金(学割等)、新契約を踏まえた企画書、新体制などです。
2009/11/24 第3回登山安全対策研究会が開催されました。
11月24日(火)18:30より私学会館にて第3回登山安全対策研究会を開催しました。21年度夏の高所医学の実践結果と無線通信、データ通信の研究結果が報告されました。なお、本研究会は、(株)電通の支援を受けて開始されたものですが、所期の目的をおおむね達成したことで今回をもって終結としました。
2009/11/7 第31回酸性雨問題研究会シンポジウムで当NPO会員の永淵修教授(滋賀県立大学)が講演を行います。
「山岳大気に水銀について:富士山観測など(仮)」と題して、講演します。奮ってお申し込みください。
- 日時:11月7日(土)13時〜17時
- 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館8階ホール
2009/11/6 山岳大気の国際シンポジウムに関するお知らせ
今夏、富士山測候所において観測・研究に参加されたラジ先生(フランス)から、来年6月にインターラーケン(スイス)で開催される山岳大気の国際シンポジウムの案内が届きました。アジアの山岳域専門のセッションも設けられる可能性もあるとのことですので、富士山において研究・観測をされた研究者の皆さんは奮ってご応募ください。提出期限は12月1日です。
Symposium on Atmospheric Chemistry and Physics at Mountain Sites
June 8-10, 2010 in Interlaken, Switzerland
Dear colleagues,
we would like to invite you to send an Abstract for a presentation for the Symposium Atmospheric Chemistry and Physics on Mountain sites, which will take place on June 8-10, 2010 in Interlaken (Switzerland). The dead line for submission of the Abstracts is 1.12.2009. Please use the template for the Abstract (see Abstracts).
The general aim of the symposium is to present and discuss field measurements of air constituents at mountains in order to learn from such type of measurements as much as possible. Since many of us have similar types of scientific questions we organize this symposium to enable fruitful scientific discussions and collaborations.
Best wishes
Johannes Staehelin and Doris Hirsch-Hoffmann on behalf of the Organizing Committee
2009/10/31 工学院大学・朝日カレッジで土器屋副理事長が講義を行います。
「富士山は、世界環境の見張り役」と題して、富士山の環境について語ります。山頂で浴びる宇宙線、酸性雨、高山病にも話は及びます。奮ってお申し込みください。
- 日時:10/31(土)15時30分〜17時
- 会場:工学院大学(新宿駅西口から徒歩5分)
2009/8/30 台風接近のため一日早く測候所を閉所。
台風11号が接近してきているため、山頂の撤収を予定より一日早め、8月30日に閉所。11時20分、山頂班、気象庁職員とともに山頂を出発、13時05分無事太郎坊に到着。これをもって、今年の山頂設営も終了しました。山頂班はじめ関係の皆様、お疲れ様でした。
2009/8/25 観測機材の撤収はじまる
早いものです。7月初旬から富士山測候所に機材を設置し、観測を続けてきた大気化学、放射線医学などの各チームは、23日から27日にかけて相次いで山頂から機材を撤収します。一足早く、昨日下山された保田先生(放射線医学総合研究所)が、素晴らしい写真を添えてメールを送ってくださいました。
Date: Tue, 25 Aug 2009 19:11:08 +0900
Subject:今夏の観測を完了しました【御礼】
NPO富士山関係者の皆様:
宇宙線チーム(放医研他)ですが、昨日機材の撤収を終え、メンバー全員(総勢15名)が無事帰路に着き、一連の作業を完了いたしました。
今夏の登山では何度か悪天候に泣かされましたが、大きな怪我や深刻な病気もなく、貴重な観測データを取得することができ、深く安堵し感謝しております。
(途中略)
最後に下山する前の日は、これまでの苦労を癒してくれるかのように美しい夕空でした。
とり急ぎ、メールにて御礼申し上げます。
宇宙線チームを代表して
保田浩志 拝
夕映えの富士山測候所。まるで、アクロポリスの神殿のようですね。
NPO法人富士山測候所を活用する会は、富士山頂における研究・観測活動の安全確保及び観測データ等の安定的な伝送の可能性を探る目的で、KDDI株式会社の協力の下に、富士山頂庁舎を中継拠点とした携帯電話の活用可能性の実証試験をしています。
2009/8/17 夢がかなった!富士山測候所見学会
8月15日、16日に開催されました富士山科学講座・測候所無料見学会は、天候にも恵まれ、両日で合わせて22名の方々にご参加いただきました。ご協力どうもありがとうございました。
さて、今回の参加者の石割隆輔くんからメールが届きましたので、ご紹介します。隆輔くんは静岡市の小学6年生。富士山測候所の見学会が新聞で発表されると、まっ先にお母さんからお申し込みの電話があり、8月15日にご家族4人で参加されました。
Date: Mon, 17 Aug 2009 18:24:42 +0900
Subject: 隆輔です。
今年の富士登山も、ぶじに終わりました。御来光から、7時間、頂上にいたら、ぼくも、今までより高山病がひどくて、元気が出ませんでした。でも、下山して、元気になったら、あこがれの測候所の中に入れてもらえて、お話を聞けたことに、すごく感激で、こうふんして、今でも、頭の中は、富士山だらけです。
ぼくは、7時間で、ヘトヘトだったけど、山頂にたいざいして、測候所を建設した人達、気象観測をした人たち、今、いろいろな研究をしている人たちは、すごいとおもいます。これからもがんばって下さい。
ぼくの夢をかなえてくれて、ありがとうございました。 来年は、1合目から、富士登山をするぞ!!
8月15日の富士山学校科学講座。
2009/8/10 こんどは台風8号にたたられる(電通大、静岡大)
長澤先生グループ(電通大)は、8月10日(月)に登山を計画していましたが、台風8号接近のため断念。同じ日に計画していた野口先生(鶴見大)グループ6名は、台風の通過を待って翌11日(火)に出発を変更、夕方に測候所着。夜間は実験をこなし、12日(水)に無事下山しました。
長澤先生の研究テーマは「高所登山と酸化ストレス」。フィールド実験の被験者となる学生も御殿場基地に集合。午前3時に採血を済ませるも、この後、天気予報で登山中止を決定。写真は御殿場基地での夕食の準備風景。
2009/8/5 日本化学会「化学と工業」誌8月号に、大河内先生と保田先生の研究紹介記事が掲載されています。
日本化学会「化学と工業」誌8月号に、大河内先生と保田先生の研究紹介記事《OVERVIEW》「日本一の観測塔 研究拠点としての富士山の可能性」が掲載されています。詳しくは学会誌をごらん頂くか、大河内先生、保田先生にお問い合わせ下さい。
表紙撮影者は御殿場在住の渡辺源美氏で2005年7月にNPOの前身「富士山高所科学研究会」主催の見学会に参加され、多くの美しい写真をご提供くださいました。
2009/8/4 富士山に待望の夏!
やっと富士山にも夏がやってきました。8月4日早朝、御殿場口5合目からの富士山の風景です。(御殿場基地班青戸さんより)
これまで、悪天候のため山頂での計画を断念した方は延べ50人以上。7月中旬に計画した富士山学校科学講座も中止、2日間で18人の方が影響を受けました。後半は天候の回復を期待したいものです。
フジイタドリ(富士虎杖)
*本州の中部地方以北に分布。亜高山帯から高山帯の砂礫地に生え、7月-8月頃、白色または淡い紅紫色の花を咲かせる。
2009/7/27 「会員からのお便り」に皆巳先生(石川県立大)の「登山のてん末」をアップしました。
7月19日に悪天候の中、登山された皆巳先生(石川県立大)から、今回の登山のてん末のご報告がありました。これから登る方々にも参考になるものと思われますので、本人のご了解を得て全文を掲載しました。
2009/7/25 天候に振り回される今年の登山計画
今年の富士山は天候が不順。予定していた登山計画も山頂を目前にして山小屋に泊まることになったり、下山を遅らせたりと・・・なかなか計画どおりには行きません。本日7月25日(土)朝、富士吉田口から登山を開始した高山先生グループ(榊原記念病院)一行13名も、悪天候のため途中で登頂を断念との連絡を受けました。
一方、7月17日から雨水・霧水の集中観測を続けている大河内先生グループ(早稲田大、東京理科大、東京農工大、山梨大、石川県立大)は、この天候のおかげでたっぷりサンプルが採れ、うれしい悲鳴とのこと。
計測をする大河内先生グループ(早稲田大)。1号庁舎2Fは機材が所狭しと設置された。
2009/7/22 富士山頂でも日食が観測されました!
10時に6.4℃だった気温は11時には0.6℃まで降下(アメダスデータ)。曇っていましたが、日本で天空に最も近い場所での天体ショーに、登山者の多くも立ち止まって眺めていたそうです。観測・研究のため、富士山測候所に来ていた学生(大河内先生グループ)が撮影した画像を送ってくれました。
@撮影日時: 7月22日(水)午前11時10分〜19分
A天候: 曇
B撮影場所: 富士山測候所1号庁舎玄関前(標高3776m)
C撮影者: 神谷純一さん(早大生)
Dカメラ: ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラD90
Eコメント: 太陽が眩しく、日食している形がうまく撮れなかったので、絞り値を低く設定し、ピントは手動で合わせた。また、サングラスを使って太陽の明るさをおさえた。三脚を使ってカメラを安定させることに注意した。
富士山頂で観測した日食(1)
富士山頂で観測した日食(2)
2009/7/16 前日の強風もおさまり、通信アンテナ(KDDI)や気象測器を取り付け。
16日(木)晴のち曇、夕方より雨。前日強風のためできなかった屋外作業を実施。KDDIグループは通信用アンテナを取り付け。前日、永淵先生から引き継いだ気象測器は、国立環境研と山頂班の協力で取り付け。
1号庁舎東側に通信用サービスアンテナを取り付けるKDDIグループ。
2号庁舎ダクトへ取り付けた気象測器。
2009/7/15 強風で危険なため屋外作業は禁止に。
15日(水)朝。前日に続き晴れるも強風。この日上山した永淵先生(滋賀県立大)の気象測器の取り付けとKDDIグループのアンテナ取り付け作業はいずれも禁止に。
*気象測器:風向、風速、降水量、気温、湿度、気圧などのセンサーで構成され、これと接続するロガーに計測データを保存。データは大気化学グループが化学成分測定の参考にする。
屋内(1号庁舎1F)で気象測器の試験調整と確認。あとはダクトに取り付けるだけ
1号庁舎2Fで測定記録を開始した機器類。左から首都大学東京、産総研・JAMSTEC、Laj・金沢大の機材。空いている場所は大河内先生(早稲田大)グループが機材を設置し、限られたスペースはムダなく活用される。
2009/7/14 山頂ではハイボルの設置。太郎坊では通年観測に向けたバッテリーの荷上げも始まる(国立環境研)
14日(火)快晴。富士山も雄姿を見せる。太郎坊からは、朝6:30須永先生(国立環境研)含む4名と加藤先生(首都大学東京)含む4名が上山。環境研は観測機材のほかに、通年観測に向けた大量のバッテリーの運び上げを今日から開始。山頂では13日(月)に上がった兼保先生(産総研)らのグループは、朝7:00からハイボル設置などの屋外作業。
午前5:40 御殿場市街から太郎坊へ向かう
午前6:00 太郎坊で出発を待つ研究者のグループ
2009/7/13 屋内で観測機材の設置
13日(月)風強く雨。兼保(産総研)、竹谷(JAMSTEC)、宮崎、藤原(北海道大)、フランスから参加したLaj、松木(金沢大)の各グループは観測機材の設置。
観測機材の開梱と組み立て設置作業(1号庁舎2F)
2009/7/12 上山前日のブルの荷積み作業(産総研、JAMSTEC、北海道大、金沢大)
ブルドーザーは早朝6時過ぎに出発するため、荷物が多い日は前日に太郎坊で荷積みを済ませておく。12日(日)はUPS10台を始め、エアサンプラー、イオンカウンターなど合わせて1トン以上の荷物を手際よく積み込み。13日(月)から大気科学グループの観測機材の設置・測定が始まる。
4人がかりで運んでいるのはLaj先生がフランスから空輸したイオンカウンター(重量85kg)。
2009/7/11 野口先生(鶴見大歯学部)グループは悪天候のため1日遅れで測候所に無事到着。
開所初日の10日(金)、第一陣の野口先生(鶴見大歯学部)の一行8名は富士吉田口から山頂を目指しましたが、山頂まで行ったものの雨と強風の悪天候のためお鉢を回って測候所へ行くのは断念、八号五勺(標高3,450m)まで下って御来迎館に宿泊する羽目に。しかし、本日11日(土)午前8時50分に測候所に無事到着との連絡!山頂では滞在予定を1日延長して研究を全うする予定。
2009/7/10 富士山測候所が7月10日(金)にオープン
いよいよ本格的な観測・研究がスタートしました。
7月9日(木)14時に富士山測候所の通電試験および庁舎内点検確認が完了し、測候所の通電を開始。富士山測候所は当初予定どおり本日7月10日(金)に開所しました。本日より8月末までの約50日間、過去最高の延べ500人以上が参加する本格的な観測・研究がスタートします。
2009/7/8 富士山測候所を活用した研究の成果としてGeophysical Research Letters誌に論文が掲載されました。
宇宙線観測チームによる富士山測候所を活用した研究(2008年夏)の成果として、鳥居建男氏らによる論文がGeophysical Research Letters誌に掲載されました。
2009/7/7 山頂から無線LAN 開通!
開所を前に、保田先生を含む宇宙線観測チーム4名が無線LAN試験のため測候所へ。以下はそのレポート。
7/7(火) 12:45
ただいま富士山頂です。測候所1号庁舎2階からです。
無線LAN、おかげさまで無事つながりました!
ほっとしています。本格運用は改めてになりますが、取り急ぎお知らせまで。
7/8(水) 0:47
本日午後無事下山し、先ほどホテルに戻りました。無線LANが成功してほっとしました。本格的な観測は今月下旬からになりそうですが、まずはゆっくり眠れます。
なお、10日以降(通電後)は、山頂のPCを研究所(千葉)から常時見られるようになる見込みです。
*無線LANの意義:無線LANを利用して大容量の観測データを常時取得することで、日本上空における宇宙線強度の変化を迅速に推定し、太陽活動の突発的な変動が被ばく線量にもたらす影響を迅速にリアルタイムに評価できるようになります。
無線LANの試験。画面に映っているのは当NPOのホームページ?!
2009/7/6 「山岳大気エアロゾル研究」の特集
日本エアロゾル学会の学会誌「エアロゾル研究」の最新号に「山岳大気エアロゾル研究」の特集が掲載されています。
本NPO会員の五十嵐康人気象研究所・主任研究官がゲストエディターとしてまとめたものです。NPOの関係者が多数執筆しています。詳しくは日本エアロゾル学会のホームページに入ってご覧ください。
なお、一般論文として藤代恵史らによる「富士山の谷風によるエアロゾルの輸送量」も掲載されています。
日本エアロゾル学会誌 Vol.24 No.2 Summer 2009
2009/7/4 富士山測候所は7月10日(金)にオープンの見込みになりました。
積雪のため遅れが懸念されていた今夏の富士山測候所の開所予定日は、関係者で協議の結果、7月10日(金)に決定。山頂班は7月6日(月)から測候所で滞在を開始します。7月9日(木)には、気象庁、当NPO立会いの下、関電工が通電試験を行い、ブルドーザーも10日までには剣が峰に達することができる見込みです。
観測・研究の第一陣は野口先生(鶴見大学歯学部)のグループ。10日に8名で登山、測候所で2泊して、各種データの採取を行います。続いて11日から14日までの間に数グループが山頂を目指し、測候所は最初のラッシュを迎えます。
2009/7/2 山頂班が4回目の山頂往復。
7月2日(木)、山頂班が4回目の山頂往復。雪はかなり溶けたとはいえ、山頂周辺はまだ残っており、地面に近い所は氷結しています。この日は観測機器設置予定場所の状態などの確認を行ったほか、関電工が庁舎内の受電設備を点検。
浅間大社奥宮の残雪もあと少し。
庁舎内の受電設備の点検。
2009/6/29 プレスリリース 富士山測候所2009年夏季観測・研究がスタート
7月からの富士山測候所における夏季観測・研究の開始にあたり、6月29日(月)10:00から、学士会館においてプレス発表会を行いました。
2009/6/26 山頂班が2回目の山頂往復、この一週間で驚くほど雪が溶ける。
6月26日(金)、山頂班が2回目の山頂往復。以下は岩崎班長のレポート。
一週間の悪天で大分雪も溶けて悲観的な状況は脱したと思われます。前回20日(土)に比べるとこの一週間で驚くほど雪が融けて、夏山らしくなってきましたが、山頂は未だ雪の中です。
ブルが山頂に抜けてからも、剣が峰まで届くのには時間が掛かると思われます、開所後早い時期に登られる方はあらかじめご承知おきください。
山頂付近(左が6/20撮影、右が6/26撮影)
浅間大社(左が6/20撮影、右が6/26撮影)
馬の背ハットと山頂(左が6/20撮影、右が6/26撮影)
2009/6/25 年賀寄附金配分決定通知書の交付式が行われました。
6月25日(木)、東京事務所において、平成21年度年賀寄附金助成事業に採択された「日本の自然環境保全のための富士山頂を利用した越境酸性雨観測事業」に対する配分通知書交付式が行われました。式には浅野理事長、早大・大河内教授、東京事務所・鈴木所長が参列、郵便事業会社・上保(うわぼ)麹町支店長から浅野理事長に通知書が手渡されました。
配分決定通知書の交付式の様子
*郵便事業会社の公式サイトで公開されている審査経緯についての報告書に、審査委員会における意見として「『富士山測候所を活用する会』の環境酸性雨観測事業のような他に類例のない事業へは是非助成が必要という意見が強かった」との記述があります。
*年賀寄附金とは「寄附金付お年玉付郵便葉書および郵便切手」に付加された寄附金で、「お年玉付郵便葉書等に関する法律」にもとづき郵便事業会社が預かり、地球環境保全を含む10の事業に対して、総務大臣の認可を得て配分しているもので、平成21年度で60周年になります。
2009/6/23 山頂の映像が追加で送られてきました。
6月20日(土)、山頂班が撮影した写真の追加。浅間神社の鳥居でどれだけの積雪量か想像できます。ちなみに、今年のGWに撮影した同じ場所と比べると、今のほうが雪が多いのがわかります。
雪に埋もれる浅間神社の鳥居と灯篭。遠くに測候所を望む。(6/20撮影)
ブルの通り道となる「馬の背」もまだ雪。
2009/6/20 山頂の庁舎内外を点検、例年より多い積雪でブルの資材荷上げ危惧。
6月20日(土)、山頂班の岩崎班長と山本班員が山頂を往復、庁舎廻りおよび内部を点検してきました。山頂付近はまだかなりの雪があり、ブルが上がれないと7月初のスケジュールは見直しが必要になりそうです。
以下はそのレポート。
「ブルトーザーは小型の雪かき用のもので、7合まで。更に小型の物に乗り換えて、7合5勺迄載せていただきました。小型のブルでやっとと言う感じで、いつも荷物を上げている大型の物は未だ無理と言う感じでした。
其処から先の雪の状況を見ると、そう簡単に山頂に到達できるようには見えませんでした。
山頂班は、7月1日開所にむけて準備をしておりますが、ブルが山頂に到達できなければ、研究グループの資材を荷揚げすることが出来ないので危惧しております。」
山頂は未だかなりの雪に覆われていて、山頂部分の雪は例年より多い。
3号庁舎北面。
2009/6/18 御殿場市に臨時事務所(御殿場基地)を開設しました。
7月1日から始まる今夏の観測・研究に備え、6月18日(木)、御殿場市川島田に臨時事務所(御殿場基地)を開設しました。開設期間は9月までの約3ヶ月間。富士山測候所の山頂班および東京事務所(NPO事務局)と連携して研究・活動のサポートにあたります。
*御殿場基地の連絡先はつぎのとおりです。
2009/06/14 第4回通常総会および平成21年度・第1回理事会@学士会館
総会・理事会では、平成20年度事業報告及び決算、平成21年度事業計画及び収支予算、並びに新理事として尾上昇(おのえのぼる)氏の選任が承認されました。総会に引き続き、富士山測候所関連の2件の特別講演があり、活発な質疑応答が交わされました。
「富士山測候所を活用した宇宙線観測の意義と今後の展望」(保田浩志・放射線医学総合研究所チームリーダー)の講演。
「富士山頂におけるクリーンマイクログリッド電源の可能性について」(新技術振興渡辺記念会受託研究グループ)の講演。本研究は、財団法人新技術振興渡辺記念会様からの平成20年度受託事業により実施されたものです。
2009/6/2-6/3 The Second International Symposium on Atmospheric Observations and Advanced Measuring Techniques in the Remote Areas
台北(台湾)で開催された国際シンポジウムで、当NPO法人副理事長の土器屋由紀子氏(江戸川大)が発表。富士山頂での観測に対する世界的な要望と期待が大きいことを痛感したとのことでした。 発表スライド(PPT)
シンポジウム登壇者一同。右から7人目が台湾行政院環境署長・沈世宏氏、その右隣がRuss Schunell博士(ハワイ・マウナロア)。
昨年夏、富士山測候所で観測に参加された孟さん、邸さんのお二人と再会。
呂世宗先生、このシンポジウムの主催者の一人である林能暉・台湾中央大学教授と。
2009/06/01 英文ホームページをリニューアルしました。
このたび和文ホームページの全面リニューアルに引き続き、英文ホームページの情報を一新しました。多くの皆様にご利用いただけるよう、引き続き内容を充実していきたいと考えております。今後ともNPO法人富士山測候所を活用する会ホームページをよろしくお願い申し上げます。
*ホームページに関するお問い合わせはe-mail:npofuji3776@yahoo.co.jpよりご連絡をお願いします。
2009/5/30 第29回日本登山医学会学術集会(2009)のブースに出展しました
東京コンファレンスセンター品川で開催された第29回日本登山医学会学術集会(2009)に当NPOも展示ブースにパンフレットや入会案内などを出展。ブースには特別講演にこられた副理事長・三浦雄一郎氏も立ち寄られ、激励のお言葉をかけていただきました。
なお、当NPO法人理事長の浅野勝己氏(日本伝統医療科学大学院大学)および運営委員の堀井昌子氏((財)神奈川県予防医学協会)のお二人が第12回日本登山医学会功労賞を受賞されました。
当NPOの展示ブース。準備した資料はほとんどはけてしまい、新規入会の申し込みもありました。
2009/05/27 第7回代表者会議を開催しました。
第4回通常総会に向けた平成20年度事業報告および決算、平成21年度事業計画の審議、夏季観測を1ヶ月後に控え諸々の連絡調整などを行いました。出席者は麹町事務所に6名と電話参加が3名。資料の事前配付もぎりぎりになりましたが、比較的スムーズに進行することができました。電話会議も板についてきたようです。
2009/5/28-5/31 日本気象学会 2009年度春季大会
日本気象学会2009年度春季大会で、当NPO法人運営委員の兼保直樹氏(産総研)、三浦和彦氏(東京理科大)、松木篤氏(金沢大)および高橋宙氏(気象研)が発表します。
なお、当NPO法人とJAMSTEC(海洋研究開発機構)との「共同研究のカウンターパートを3年間つとめられた秋元肇氏が「日本における新しい大気化学の推進」の業績で日本気象学会藤原賞を受賞されますので、あわせてお知らせします。
2009/5/30-5/31 第29回日本登山医学会学術集会(2009)
当NPO法人運営委員の高山守正氏(附属榊原記念病院 副院長)が会長を務める第29回日本登山医学会学術集会(2009)には、副理事長・三浦雄一郎氏の特別講演のほか、当NPO関係者が多数参加します。
なお、当NPO法人理事長の浅野勝己氏(日本伝統医療科学大学院大学)および運営委員の堀井昌子氏((財)神奈川県予防医学協会)のお二人が第12回日本登山医学会功労賞を受賞されますので、あわせてお知らせします。
2009/05/07 ホームページをリニューアルしました。
このたび情報の全面リニューアルを行い、ページ構成を一新しました。
多くの皆様にご利用いただけるよう、引き続き内容を充実していきたいと考えております。
今後ともNPO法人富士山測候所を活用する会ホームページをよろしくお願い申し上げます。
*ホームページに関するお問い合わせはe-mail:npofuji3776@yahoo.co.jpよりご連絡をお願いします。
2009/04/28 第6回運営委員代表者会議が開催されました。
今回も資金不足問題がメインの議題。その他には、夏季観測を2ヵ月後に控え、許可申請の状況、観測日程の集約などの報告。会議は恒例となった電話会議。静岡、大阪からも参加していただき、徐々に地理的な拡がりがでてきました。
2009/04/08 第5回代表者会議を開催しました。
中央にあるのが電話会議用のスピーカーホン。電話会議にあたっては、株式会社トランスネット様のご支援・ご協力をいただいております。
2009/03/19 理事・田部井淳子氏がNHK放送文化賞を受賞
当NPO法人の理事で登山家の田部井淳子氏が、放送事業の発展に寄与し、放送文化の向上に貢献があった方々に贈られるNHK放送文化賞を受賞されました。おめでとうございます。
2009/03/17 第31回運営委員会を開催(@麹町区民館)
1月、2月は代表者会議であったため、拡大メンバーによる運営委員会は12月以来。気象庁との打合せの報告、資金の借用、募金趣意書、特別検討チームの発足、夏季研究活用計画の審査など、盛りだくさんの議案をこなしました。
(学生によるプレゼンテーション)
会議に先立って、北大生の関根さん、茨城大生の檜木さんのお二人が、運営委員を前にそれぞれの科学研究の一旦を紹介、富士山頂の「科学教育」への利活用という新たな展開の可能性を示してくれました。今夏の観測・研究の成果が今から楽しみです。
和室での発表
09/03/04 富士山頂から最新映像が届きました。
会員の岩崎洋さん(昨年夏の山頂班長)から初春の富士山頂の写真が送られてきました。NHKテレビ番組『冬の富士山』(総合及びハイビジョン)の撮影のお手伝いをしておられるとのこと。撮影のほうは、当初の予想を遙かに超えた高温日の連続で雪がない気象に悩まされているそうです。
富士山頂-1
富士山頂-2
(2009/03/02撮影)
09/03/02 第2回登山安全対策研究会を開催。(@私学会館アルカディア)
羽鳥委員長(中央大学理工学部教授)、NPO浅野理事長、携帯電話事業者3社など、19名が参加。医療関連、無線通信関連、科学教育、電波干渉対策などについて、それぞれの取り組みを説明。今年度の各計画について問題点の確認とすり合わせがなされ、有意義な中に終了しました。次回の研究会は、夏季観測が終了後に開催予定です。
09/02/26 第5回代表者会議を開催。(@麹町区民館)
年度末から年度初に向けての資金繰りの状況と資金の借用、次年度の事業の進め方、募金活動などについて議論しました。
09/02/20 安全説明会を開催。夏季観測・研究に向けて準備がスタート。(@麹町区民館)
測候所の利用にあたってトラブルがないようにとの昨年度の反省から、今夏、富士山測候所を初めて利用するグループを対象に開いたもの。NPOから浅野理事長、土器屋副理事長ほか、昨年度の山頂班経験者、初参加予定の5グループら16名が参加。NPOからは「安全マニュアル」にもとづき登山準備から下山までの注意事項、参加者からは今年度の計画概要を、それぞれスライドや実際に山頂の持ち込む予定の測定装置などを交えてプレゼン。質疑応答で確認をし合いました。
なお、事務局の不手際から、一部の方々には会場変更の連絡が行き届かずご迷惑をおかけしましたことをこの場を借りましてお詫びいたします。
安全説明会
09/02/17 研究業績をアップしました。
NPO法人「富士山測候所を活用する会」が富士山頂の測候所施設の一部を気象庁から借用管理運営している期間に行なわれた研究の実績(論文および口頭発表)を登録しました。論文・学会発表を参照ください。
2009/01/25 「平成20年度 富士山測候所利活用に関する成果報告会」が開催されました。
昨夏に富士山測候所を活用して行われた研究・環境教育に関する成果発表会が1月25日(日)東京大学理学部「小柴ホール」で開催されました。招待講演者5名のほか、国内12グループが、それぞれ大気化学、植物生態学、放射線科学、高所医学、高所トレーニング、環境教育など幅広い分野における成果を発表。報道関係者を含む80名余の参加者が活発に意見交換を行いました。
詳細につきましては研究成果を参照ください。
発表会場の風景
講演を終えて
09/01/25 会報「芙蓉の新風」第3号を発行しました。
会報「芙蓉の新風」第3号(PDFファイルダウンロード)
09/01/19 第4回代表者会議を開催(@麹町区民館)
理事会の開催、21年度事業の進め方、所要資金の確保、成果報告会などなどについて議論しました。
09/01/20 平成21年度富士山測候所 研究、活用 公募期間延長のお知らせ
(終了しました)
先に公募しました平成21年度富士山測候所における研究および活用(教育・登山、無線・通信など分野)の公募期間を下記のとおり延長しますので、未応募で検討中の方は奮ってご応募ください。
記
1.締め切り日:1月31日 ※変更前の締め切り日1月15日
2.応募方法:研究、活用それぞれの書類を添付し、メールでお送りください。
(1)研究の場合の公募書類:研究計画書
(2)活用の場合の公募書類:活用計画書
3.メールあて先:npofuji3776@yahoo.co.jp
09/01/20 「富士山の歴史・年表」の誤りの訂正
会員の方から「富士山の歴史・年表」のうち、1978年〜1985年の一部項目の誤りにつきまして、ありがたいご指摘いただきましたので訂正いたしました。
今後とも、追加・誤り等がございましたらご指摘くださいますようお願いいたします。
09/01/05 年頭のご挨拶
NPO法人富士山測候所を活用する会 理事長 浅野勝己
新年 明けましておめでとうございます。
本NPO法人は、昨年の7月10日より8月31日までの約2ヵ月間にわたり3人の常駐者の管理のもとに、高所医学:4件、大気化学:4件、植物生態学:2件、宇宙線科学:1件、登山教育:1件、の計12件の国内活動および大気化学:1件の国際活動の合計13件の研究・教育活動を無事に終えることが出来ました。
この活用の成果につきましては、本年1月25日に東京大学本郷内“小柴ホール”での報告会において発表させて戴きます。
この実績を基に本年も7−8月の両月にわたりさらに一層の活動を進めて参ります。本年は気象庁との賃貸契約の最終年度と相成ります。来年以降は再び新たな企画の発展を祈念致しています。
今後とも皆様のご支援のほどを心よりお願いしまして年頭のご挨拶とさせて戴きます。
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(お断り)気象庁での現在の施設名は「富士山特別地域気象観測所」ですが、ここでは「富士山測候所」を使用しています。 |
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