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1号庁舎(旧レーダー塔) |
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Virtual Tour in and around Mt. Fuji Weather Station |
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昭和39(1964)年建設/建物面積:88㎡ 延べ面積:150㎡レーダードームがあったこの建物の中心は直径9mの円筒形(正確には正16角柱)で、富士山測候所の中核となる施設です。 |
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1号庁舎1階 太郎坊でブルに積み込んだ観測機材や食料、飲料水などは3時間以上かけて山頂に到着。ここで降ろした荷物は、研究者も総出で手渡しして庁舎内に搬入します。
この階段を登ったつき当りが富士山測候所の入口です。夏の間は日本最高地点を目指して多数の登山者が通るため、危険な箇所には開所前にロープを張って事故防止をはかっていいます。 |
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建物入り口の「富士山測候所」の表札はもうなく、現在は新しい名称の「富士山特別地域気象観測所」の表札に置き換わっています。 かつての表札「富士山測候所」(左)と現在の表札「富士山特別地域気象観測所」(右) |
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測候所の開所は7月上旬。 開所準備は、雪解けの遅い山頂では大量に積もった庁舎周りの雪の除雪から始まります。2014年の夏は例年になく積雪量も多く、7月1日の開所に向けて山頂班による懸命の除雪作業が行われました。 |
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1号庁舎の入り口は、冬の間はこのような落とし戸で戸締まりしています。 |
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屋内に入り、緑の人工芝が敷かれた狭いカーブの通路を進むと1号庁舎玄関。分厚い人工芝は、アイゼンを着装したまま玄関まで入ってこられるようにするためとのこと。 |
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通路の突き当たりの左手が1号庁舎玄関、右手が2号庁舎への入り口です。この日は、玄関前の通路でこれからダクトに取り付ける気象測器の試験調整を行っていました。 |
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玄関を入った1階の大部屋にはソファーなどが置かれ、見学者など来客があったときの応接や、ちょっとした食事など多目的に使われています。 |
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山頂班デスク。その日の一日の作業内容などを記録する山頂班作業日報はここで作成されます。左下隅に立ててあるのは酸素ボンベです。 この一角は、新田次郎原作の小説『孤高の人』を原案とした同名の漫画(少年ジャンプ)でも忠実に描写されています。 |
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1号庁舎2階 円形の2階フロアは、もともと、レーダー機器が置かれていた部屋です。運び込んだ機材はここで組み立て、あらかじめ割り振られた場所にセッティングします。 |
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フロアを直線で区切った半円の部屋は観測機材が所狭しと設置され、雲上(クラウド)のデータセンターといったところです。 観測機材で埋まった機器室(左)と国土地理院のGPS装置(右) |
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地上のデータセンターでは、機器からの発熱による室温上昇対策として大型の空調装置で冷却しますが、山頂では1階入口から外気を取り入れて2階までダクトで送風し冷却しています。 |
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2階の残りの半分は待機室として、研究者の休憩や寝泊まりに使用されています。 |
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航空機搭乗者の宇宙線被ばく2011年夏からは、この待機室の一角に放射線医学総合研究所の通年観測宇宙線観測機材が設置されました。航空機搭乗者の宇宙線被ばく線量評価の信頼性向上のため、日本で最も高所を活用し、上空の放射線を常時モニタリングする拠点の構築を目指しています。 |
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富士山頂から水平距離で約15km 離れた場所にある名古屋大学太陽地球環境研究所の敷地内に無線LAN アンテナを設置し、データ受信用の機器及び携帯電話会社のインターネット回線を介して勤務先(千葉市の放射線医学総合研究所)で観測データをモニタリングできるようにしています。 |
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1号庁舎屋根 富士山頂は、時折、雷雲全体に覆われてしまうこともあり、雷放電の発生メカニズムを直近で探ることができる理想的な場所です。東京学芸大学は屋根に設置したフィールドミルを用いて、雷雲活動で生じる大気電場の測定を行っています。また、晴天および雲の確認のため、天頂カメラも設置しています。 |
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2012年夏には、1号庁舎屋根にスカイモニター(全天カメラ)を設置し、初めてスカイコンディション調査を行いました。富士山は大気透過率が高く、低地の天文サイトに比べ暗い星まで検出していることがわかり、また、国内のサイトとしては非常に高い晴天率をもっていることが確認されました。 |
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2013年夏には、1号庁舎屋根にウェブカメラ2台を設置し、雲の画像を5分間隔でサーバーに取り込んでいます。この映像は、利用者の便に供するため、初めてライブでホームページ上に一般公開しました。 |
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1号庁舎外側の壁面には、登山者や研究者の安全を確保をするため、携帯電話の実証実験用のサービスアンテナが取り付けられ、山頂での通話品質は格段に改善されました。 |
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1号庁舎の南西側(左)と南側(右) |
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