富士山測候所を活用する会
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夏期観測2025 富士山測候所

Mt. Fuji Weather Station
研究者が集う富士山頂 旧富士山測候所の無人化から20年(毎日新聞)
毎日新聞 YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=haFHvVdIdog)より
7月下旬、富士山登頂を喜ぶ登山者の傍らで、ヘルメットや安全帯を身につけた人たちが建物の屋根によじ登っていた。観測機器を設置する研究者たちだ。山頂の剣ケ峰(標高3776㍍)に建つ気象庁の旧富士山測候所(現在の正式名称は「富士山特別地域気象観測所」)が、今年秋で無人化から20年を迎える。かつて気象レーダーが設置され「台風の砦」とも称された測候所は、今は高所ならではの研究を行う観測拠点として利用されている。
【撮影・手塚耕一郎】2024年8月24日公開。
毎日新聞のニュースサイトはこちら
Starlink
現在、富士山での通信環境は整備され、携帯各社は登山期間中の富士山頂に基地局を設置し、5Gなどの高速データ通信サービスを提供、富士登山中はどこでもwifiが利用できる環境となっています。
ここ数年の間でとても便利になった富士山ですが、富士山測候所は建物の構造から内部は気密性が高く、一歩測候所の外に出れば快適なwifi空間も測候所の中に入ってしまえばこの恩恵を受けることができません。
そこで国内携帯大手キャリアの中から通信する場所に応じて最適な回線に自動で接続するモバイルWi-Fiサービスを導入し、測候所内にトライバンドWi-Fiルーター3台をLANケーブルで接続。測候所内の研究データの送受信やPC、携帯電話のwifiに利用しています。
2025年夏期観測では、話題のスターリンク衛星を使った高速インターネットサービスが、測候所内のwifi設備に使用できるか実証実験を行いました。
結果は良好で、スターリンク衛星を使った高速インターネットサービスは、測候所内でのwifi環境構築に十分利用できるという結果でした。
使用したスターリンク:標準フラット
主な仕様
STARLINK
 アンテナ:電子フェーズドアレイ
 視野:110度
 方向調整:ソフトウェアアシストによる手動方向調整
 耐環境性:IP67タイプ4
 動作温度:-30°C~50°C(-22°F~122°F)
 耐風性:動作時:時速96 km(60マイル)以上(風速26.67m以上)
 融雪機能:最大40 mm/時(1.5インチ/時)
STALINK WIFIルーター
 WiFiテクノロジー:802.11 a/b/g/n/ac/ax
 世代:WiFi 6
 範囲:最大297平方メートル(3,200平方フィート)
 動作温度:-30°C~50°C(-22°F~122°F)
 耐環境性:IP56準拠(防水)、屋内使用向け
STARLINK電源(パワーサプライ)
 耐環境性:IP66タイプ4
 動作温度:-30°C~60°C(-22°F~140°F)
また、太郎坊基地にもスターリンクを導入しています。
使用したスターリンク:Starlink Mini
主な仕様
STARLINK
 アンテナ:電子フェーズドアレイ
 視野:110度
 方向調整:ソフトウェアアシストによる手動方向調整
 耐環境性:IP67タイプ4
 動作温度:-30°C~50°C(-22°F~122°F)
 耐風性:動作時:時速96 km(60マイル)以上(風速26.67m以上)
 融雪機能:最大25mm/時(1インチ/時)
STALINK WIFIルーター
 WiFiテクノロジー:802.11 a/b/g/n/ac
 世代:WiFi 5
 範囲:最大112平方メートル(1,200平方フィート)
ソフトウェアアシストによる手動方向調整(イメージ)
AED
富士山測候所にはAEDが設置されています。
どなたでもご利用いただけますので、ご希望の際は110番に連絡し県警の指示に従ってください。
測候所に県警より連絡が来ます。
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