富士山測候所を活用する会
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理科実験教材の開発 - 2

1. Investigation of lightweight objects floating on the wind of a hair dryer
旧測候所内で、ピンポン球の浮上高をヘアドライヤーの送風下で調 べました。
ビデオ撮影し、高さを測ります。学校でも同様の実験をしました。
左の写真は、実験装置の配置です。弱風下で浮いたピンポン球の動画からのスクリーンショットです。
この後、球の回転が早くなりましたが、振動は少なく、浮上高が測りやすかったです。 送風は3段階で、弱風、中風、強風です。
2. Tracking of lightweight falling objects by multi- exposure photography
富士山頂の大気圧のもとで軽い物体の落下運動を調べて、空気抵抗の違いを学校の大気圧のもとでの落下と比較する実験です。富士山頂で落下させた軽く小さい紙製カップの1秒当たり10コマの多重露出写真
3. Observation of air streams by tracking the motion of a helium balloon
大沢崩れとお鉢が交わる場所で、火口側の風向きと強さを、釣竿の糸の先につけたヘリウム入りバルーンで探る実験です。
大沢崩れ側では強い上昇気流があり、その様子を撮影しましたが、適切なアングルのものがなく、火口側のこのカットにしました。
ビデオからスクリーンショットしました。この時は南風が弱く、バルーンは北側(写真左側) へゆっくり流されました。
4. Air sampling to build understanding of Boyle's law and Charles'law
富士山頂で空になった、軽量小型の550mL入り清涼飲料水の容器に蓋をして、空気を学校へ持ち帰ると大気圧で潰されています。
このペットボトルを水に沈めて、溢れた水の体積を計り、ボイル・ シャルルの法則を学ぶ教材にします。
5. Measurement of transportable weight by remote- controlled helicopter<
模型の赤外線ヘリコプターは富士山頂では、機種によって、また同じ機種でも飛び方が異なりました。
並進、振動、回転を観察しました。
この写真は2号庁舎の畳の上、約1メートルを上昇中の赤外線ヘリコプターです。
6. Observation of radiation tracks in a cloud chamber
左の写真は、富士山頂で人工の放射線源なしで、ペルチェ素子を用いた霧箱の上からiPadで動画を撮り、放射線の飛跡を観察する教材を作ります。
右の写真は、飛跡の一例です。海抜約30mの学校ではほぼ現れない形状と出現頻度です。
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